- 規格・粘度を
チェックしましょう! - 乗り方に合った
オイル選びとは?
規格・粘度をチェックしましょう!
- Q1~Q3の吹き出しをクリック!
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規格や粘度は
オイル缶の表示からわかります。オイル缶の表示から、愛車にあったオイル缶をお選びいただけます。
- Q1
- Q2
- Q3
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- SPやACEAってなに?
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- 「API:SP」とは
- これは、APIサービス分類といって、アメリカ石油協会が定めた規格のことでオイルの品質を表します。Sのあとに続くアルファベットG→Nの順にグレードアップしていきます。ディーゼルオイルはSのかわりにCが使われ、これもD→Fの順にグレードアップします。
<SP規格の3つのポイント>
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- 省燃費性能の向上
- 潤滑性能と耐磨耗性を改善して、省燃費性能がアップ。長期間に渡って安定した燃費性能が持続します。
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- 直噴ターボ車への対応
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普及が進む直噴ターボ車に求められるタイミングチェーンの摩耗/伸びの抑制、LSPI(※)を抑制するエンジンオイル性能を有しています。
※LSPI(Low Speed Prelgnition)直噴ターボ車において、プラグのスパーク前に爆発してしまう現象
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- エンジン保護性能の向上
- ピストン清浄性や、スラッジ分散性の改善により、エンジン寿命を延長。さらに、乳化安定性の向上により、エンジン内部の保護力が高まりました。
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- 「ACEA」とは
- ACEA規格は、欧州自動車工業会(ACEA)が制定した規格です。
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- オイル缶についている丸いマークの意味は?
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- ドーナツマーク
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API(米国石油協会)のサービス分類は、実質的にエンジンオイルのグローバル規格になっています。API:SP規格は米国石油協会が定めた2020年5月時点における最新規格です。「省燃費性能」や「直噴ターボエンジン」への対応等、全てにおいてAPI:SN規格を凌駕した性能を有しています。この規格をクリアすると、図のドーナツマークをオイル缶に表示することができます。
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- ILSAC GF-6
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ILSAC(国際潤滑油規格化認証委員会)GF-6規格は日本とアメリカの自動車工業会が共同で定めた2020年5月時点における最新規格です。GF-6規格は「5W-40」等の高粘度品には表示できず、「0W-20」「5W-30」等の省燃費性を有した低粘度品にのみ認証することができます。ILSAC GF-6規格の中でも「0W-20」「5W-30」に関しては「GF-6A」、「0W-16」に関しては「GF-6B」と2つに分類されます。また、消費者が正しくオイルを選択できるように「0W-16」に関しては「シールドマーク」(右図)が新しく使用され、従来の「0W-20」、「5W-30」等では「スターバーストマーク」(左図)が使用されております。
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- JASO
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日本独自の自動車用ディーゼルエンジンオイルの品質に関するガイドラインです。
- DH-1(大型車を主とした規格)
- DH-2(排ガス規制対応大型車用)
- DL-1(排ガス規制対応小型車用
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- オイル缶に表記されている番号ってなに?
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- SAE粘度グレードです。
- 米国自動車技術者協会が定めたもので、オイルの粘度(粘り気)を表しています。外気温に対する適応性がわかります。
- 低温グレード
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数値は低温時のエンジンオイルの粘度を表し、WはWinter(冬)を表しています。
数値が小さいほど粘度がやわらかく、低温時でのエンジン始動に優れています。
- 高温グレード
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高温時(100℃)における粘度を表しています。
数値が大きいほどかたく、高温時にも粘度を保ち、エンジンを保護する十分な油膜を確保できます。
推奨粘度以外のエンジンオイルを使ったら…、どうなるの?
- 推奨粘度より、かたいオイルを使用した場合
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〈例〉 0W-20推奨車に5W-40を使用
燃費、低温始動性、加速性が悪くなる可能性があります。
- 推奨粘度より、やわらかいオイルを使用した場合
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〈例〉 10W-30推奨車に0W-20を使用
異音の発生や異常摩耗、焼き付けを起こす心配があります。
粘度の表す推奨車種
車種により適した粘度のエンジンオイルを選ぶ必要があります。最近の低燃費エコカーはオイルのねばり度合いの少ない「低粘度オイル」を採用しています。低粘度(サラサラ)なので、エンジン内部の抵抗が少なく、本来の燃費性能を発揮することができます。
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やわらかい
オイル推奨車種:
低燃費エコカー -
Ba:n GOLD STAGE
0w-20 -
Ba:n SILVER STAGE
0w-20
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かたい
オイル推奨車種:
スポーツカー・輸入車 -
Ba:n GOLD STAGE EURO
5w-40
《注意》
エンジンオイルは車種・型式により適用が異なります。
詳しくは、車両本体の取扱説明書をご覧いただくか、お近くのサービスステーションスタッフにお尋ねください。
乗り方に合ったオイル選びとは?
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- エンジンオイルの性能ってなに?
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- ベースオイルの種類は、3種類。
- ベースオイルには、「全合成油」、「部分合成油」、「鉱物油」の3種類があり、ベースオイルの種類によってエンジンオイルの性能・特徴が異なります。
全合成油
潤滑上、最適のオイル分子を化学的に合成した、超高性能ベースオイルを原料とするオイル。
- 全合成油の特性
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- 分子が揃っているため、性能が安定している。
- 温度変化によるオイル性能の低下が少ない。
- 水分混入による潤滑性能の低下が少ない。
- 消泡性に優れ、油膜切れなどが起きにくい。
部分合成油
鉱物油と化学合成油を混合したもの。鉱物油より高性能で合成油より経済性に優れているオイル。
鉱物油
原油から不純物や有害成分を取り除いてつくられたベースオイルを原料とし経済性に優れている。
- 鉱物油の特性
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- オイル分子の形、大きさがバラバラ、不安定。
- 早めのオイル交換が必要。
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- 乗り方に合ったオイルの選び方は?
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エンジンオイルの性能はお客様の自動車の乗り方に合わせて選ぶ必要があります。
全合成油はこのような方におすすめ
- 愛車を長持ちさせたい方
- オイルに負荷がかかりやすい街乗り走行をされる方
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部分合成油はこのような方におすすめ
- 走行距離が少なく、コストパフォーマンスを重視される方
《注意》
エンジンオイルは車種・型式により適用が異なります。
詳しくは、車両本体の取扱説明書をご覧いただくか、お近くのサービスステーションスタッフにお尋ねください。